健康のために選ぶべきは、無添加・国産材料使用の冷凍弁当

さまざまな会社が冷凍弁当の宅配サービスを提供しています。これらの冷凍弁当は、栄養バランスが整っていて一見健康的に見えるのですが、実際には、保存料、防腐剤、合成着色料、化学調味料などを使っていることが多いです。

 

野菜や肉についても、コスト削減のため中国産など安全性に不安がある産地のものを使っていることもあります。

 

本当に健康にこだわるのなら、少しでも素材の質が良いものを選びたいものです。ここでは、まるべく添加物を使用せず、国産の素材を使用している数少ない冷凍弁当宅配サービスを紹介します。

無添加・国産材料使用の冷凍弁当

美健倶楽部

最も添加物が少なく、国産材料を多く使用していると言えるのは、メイプルフーズ株式会社が運営する「美健倶楽部」です。美健倶楽部は、BC400という、ご飯とおかず合わせて400kcal以下の低カロリー冷凍弁当を販売しています。

 

BC400

 

 

BC400は真空パックに入ったおかず3品とご飯のセットで、ご飯はなしにすることもできます。すべて電子レンジで解凍できる、プラスチックトレー入りのBC400彩楽(さら)という新シリーズも最近発売されました。

 

美健倶楽部の添加物使用について

美健倶楽部は添加物の使用について、次のように規定しています。

 

●合成保存料→不使用
●ハム・ベーコン→発色剤・保存料・増量剤・化学調味料などの添加物を使用しないもの
●だし→化学調味料無添加の天然だし

 

基本的に添加物は極力使用せず、化学調味料も不使用で作られています。おかずの一部に含まれる加工品(ハム・ベーコン)まで、添加物・化学調味料を不使用にするなど、かなり無添加に対するこだわりが強いと言えます。

 

実際にいくつかの商品の原材料表示を確認しましたが、添加物と思われる原材料の記載は一切見つかりませんでした。

 

美健倶楽部の国産材料使用について

美健倶楽部は原材料の産地について、次のように規定しています。

 

●野菜→主要野菜は100%国産
●米→千葉県産ふさおとめ100%使用
●豚肉→国産豚100%使用(東の匠SPF豚、味麗豚などの飼育環境や飼料にこだわった銘柄豚)
●鶏肉→ささみ肉と胸肉は国産使用、その他の部位は100%自給の非遺伝子組み換え飼料(コーンと大豆)で育ったブラジル産肉
●牛肉→一部のメニューは国産牛(黒毛和牛含む)を使用、その他はトウモロコシを餌として育ったアメリカ産肩ロース
●魚→養殖魚は使用せず、天然もの

 

産地について、とても細かく規定されているのが特徴です。豚肉の銘柄や米の品種まで細かく明記されている冷凍弁当業者は、ほかにありません。

 

マイナスイメージになりかねないブラジル産鶏肉を一部使用していることも、はっきりと明記されています。ただ、ブラジル産鶏肉の中でも遺伝子組み換えでないエサを使用して育ったものに限定するなど、安全性にこだわって食材を選んでいることがうかがえます。

 

美健倶楽部冷凍弁当の添加物・産地まとめ

美健倶楽部は、ハムやベーコンまで無添加にこだわり、さらに国産の高品質な材料をメインで使うなど、かなり健康・無添加・国産にこだわった冷凍弁当宅配サービスです。

 

また、他社ではほとんど行われていない放射能検査も自社でしっかりと行っているのも大きな特徴です。安全・安心な食を求める人にはぴったりの冷凍弁当と言えるでしょう。

 

 

わんまいる

わんまいるは、安心安全をウリにした「旬の手作り健幸ディナーセット」というおかずセットをメインに販売している冷凍弁当宅配サービスです。

 

わんまいる

 

 

わんまいるの健食ディナーセットは、主菜1品と副菜2品が、それぞれ個別の真空パックに入っており、湯せん、流水解凍、レンジで調理して食べるスタイルの冷凍弁当です。

 

おかずによって解凍方法が異なり、鍋を使って湯せんしなければならないおかずも多く、やや調理が面倒なのがデメリットです。しかし、わんまいるのおかずは味がおいしいと評判で、日経DUAL食材宅配ランキング2016の品質と味部門で1位を獲得した実績もあります。

 

わんまいるの添加物使用について

わんまいるは添加物の使用について、次のように規定しています。

 

●合成保存料→不使用
●合成着色料→不使用
●化学調味料→規定なし

 

合成保存料、合成着色料については不使用と明記しています。ただし、これらは「一部原料や調味料に含まれる場合がある」とも記されています。これはおそらく、(わんまいるで製造せず外部から仕入れている)ハムやベーコンなどの加工品がおかずの一部として使われる場合のことだと考えられます。

 

また、グルタミン酸ナトリウムのような化学調味料については、特に不使用と決まっているわけではなく、普通に使用されています。実際に冷凍弁当のいくつかの原材料ラベルを見て確認すると、「調味料(アミノ酸等)」と書かれているのが確認できます。

 

ただ、積極的にこういった化学調味料を使用しているわけではなく、できる限り天然だしなど自然のものを使って味を出そうと努力している様子はうかがえます。

 

わんまいるの国産材料使用について

わんまいるは原材料の産地について、次のように規定しています。

 

●野菜→国産100%
●肉→規定なし
●魚→規定なし

 

野菜は100%国産のものにこだわって使用していると明記されています。いくつかの農家と直接契約を結び、新鮮で安全な野菜を仕入れているようです。

 

肉については、特に規定はありません。国産の牛、豚、鶏の畜産家とも連携しているようですが、すべての牛・豚・鶏肉について国産肉を使用しているわけではないようです。「国産ハンバーグ」「石見ポークの〜」などとメニューに書かれているものは、国産品であることがはっきりわかりますが、それ以外のメニューの肉の産地については外国産の可能性もあります。

 

魚については、旬の良質なものを市場で直接仕入れているようですが、特に産地や天然・養殖については明記されていません。メニュー名に「国産さば」「天然ぶり」「北海道産さんま」と書かれているものは産地がはっきりしていますが、特に産地等が書かれていないものは外国産や養殖ものを使っている可能性があります。

 

わんまいる冷凍弁当の添加物・産地まとめ

わんまいるの冷凍弁当は、完全に無添加とは言えませんが、ほかの一般的な冷凍弁当宅配に比べると圧倒的に添加物量は少ないと言えます。

 

また原材料の野菜、肉、魚についても、予算の許す限りできるだけ新鮮で安全な高品質のものを仕入れようとする努力をしています。安ければよいという主義の会社ではないため、わんまいるの冷凍弁当は安心して食べることができると言えます。